2017-06-04 Sun
6月の声を聞くと、我が家の庭でも早朝に、ホトトギスが鳴きだした。独特な、けたたましい鳴き声だ。「トッチャンコケタカ、トッチャンコケタカ」と聞こえる。ウグイスと交代するように。田んぼに、水を張り出したせいで、カエルの鳴き声も聞こえ、季節の移り変わりを実感するこの頃である。
調べてみると、ホトトギスは、カッコウ科に分類され、ウグイスに托卵する習性があるらしい。ウグイスの巣を借りて、子供を育てる、チャッカリ屋の鳥だ。インドや中国南部から、5月中旬頃に、日本に渡って来るという。毛虫を好んで食べるので、その時期に合わせて、やってくる、賢い鳥だ。
古来から、夏を告げる鳥として、和歌や俳句に詠まれてきた。漢字では、不如帰、時鳥、子規等と表記される。正岡子規の名前もホトトギスに因んでいるのか。
庭の花も、バラが終わり、アジサイが主流になろうとしている。散歩に行くと、あちこちの田んぼに、水を張り、トラクターで水田の準備をしている、お百姓さんの姿が見受けられる。6月の8日頃から、梅雨に入りだそうで、いよいよ、これから田植えが始まり、田んぼに水が張り、カエルの鳴き声で涼しさを増す風景が見られる事だろう。もうすぐ、蛍が飛び交うようになるのだろうか。
この季節になると、唱歌<夏は来ぬ>が思い出される。この歌の歌詞は、5番まであるが、この季節の全ての風景を見事に表現している事に、驚かされる。
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