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公安ちゃん

Author:公安ちゃん
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『Yちゃんの皮膚炎』
親子

Yちゃんが、ニコニコしながら、診察室に入って来た。目がクリットした、2歳半の可愛い男の子だ。それでも、「こんにちわ。」と挨拶しながら、椅子に座った。後から、背の高い若いお母さんが追っかけてきた。「どうされましたか?」と聞くと、「実は、左手に半年前から湿疹ができ始めて、なかなか治らないので、診てもろおうと。。。」「そうですか。」と私は、Yちゃんの小さな左手を取り上げてみると、なるほど、小指と薬指の当たりが赤くなり、多少盛り上がっている。乾燥したカサカサした皮膚炎だ。「やはり、痒がるのでしょう?」と聞くと、「夜寝ているうちに、掻くみたいです。」と。「左手だけに、起こるのが不思議ですね。何か、皮膚炎が出来る、外から接触するような原因で、思い当たるようなものが、おありですか?」とお母さんに聞くと、「この子は、保育園に預けているのですが、毎日何回も手を<泡石鹸>で洗っているようなのです。」「先生は、給食の前も、外から遊んで帰って来た時も、何度も教室に入る前に手を洗いましょうと指導されています。」「子供は、泡石鹸を付けて両手を擦るのですが、水道水で洗うのに、完全にきれいに洗わないので、左手に石鹼液がいつも残るのではないかと思うのです。」と。「病気で、2~3日休むと皮膚炎が良くなるので、私は、保育園で使う、泡石鹸に問題がある気がするのです。」と。さすがに、お母さんは、よく観察していらっしゃる。「そうですか、他に原因らしいものも、考えられませんね。」と私も応じた。

保育園


 「これは、<接触性皮膚炎>と言う皮膚病だと思います。」「その泡石鹸は、合成洗剤なのですね。」と聞くと、「そうだと思います。それで、私としては、それを粉石鹸に変えて見たらといいのではと思うのですが、なかなか保育園の先生に、直接言えないのです。」「それで、おばあちゃんとも相談して、先生に一筆書いて貰って、それを園に提出すれば、受け入れて貰えるのではと、お願いにきたのです。」と言われる。半年間、それでおかあさんとおばあちゃんで悩んでいた様子が伺えた。
 「そうですか、そしたら書いてみましょうか。少しお待ち下さい。」と私は、診断書を取り出して書いた。病名は、<接触性皮膚炎(左手)>である。その下にこう書いた、「原因は、はっきりしませんが、保育園で使用されている泡石鹸を粉石鹸の泡石鹸に変更してみるのも、一つの良い方策かと考えます。」と。
 それから、2週間位した、日曜日に、その親子が他の用事もあって、私の自宅を訪問してくれた。おばあちゃんとも昔からの知り合いなのだ。玄関に入るなり、Yちゃんは、「おいちゃん、ありがとう。」と言いながら、家にはいった。「そう、左手をちょっと見せて。」とわたしが、手を取ってみたが、完全に皮膚炎は消失していた。「まあ、良かったね。お母さんの観察力が効を奏したのですよ。」と言いながら、私も嬉しかった。Yちゃんは、今日は、後ろ髪をゴムで二括りして、赤いリボンを付けて貰い、女の子になっていた。服も赤系統の服を着せても貰っていた。お母さんの気分で、日によって、男の子にしたり、女の子にしたりして楽しんでいる。どちらにしても、可愛い顔なので、よく似合うのだ。結婚して、ようやく夫婦の間に生まれた子供なので、可愛くて仕方ないようだ。歩くのも話すのも、普通の子供よりも遅くて、心配していたが、何の事はない、元気に育っている。しばらく、内の居間で、猫のマリちゃんとも遊んで、帰って行った。「子供が、大きくなるまでには、色々な事があるよね。それでも、左手の皮膚炎が解決できて良かったね。」と私も、その日は、とても気分が良い一日だった。

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未分類 | 08:34:39 | トラックバック(0) | コメント(0)
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