2017-01-03 Tue
最近、私の恩師である、大学の先生が、皮膚科教室の同門会誌に、こんな事を、書かれていました。
最近、退官されてから、体調があまり良くないそうで、高齢になると、「バートランド・ラッセル」の言葉が
身につまされてくると。
イギリスの哲学者・論理学者・数学者で、ノーベル文学賞を受賞した、「バートランド・ラッセル」が、80歳を過ぎた頃に、雑誌のインタビューで、「幸せとは、何か?」と問われた時に、「まず健康、そして自分が充分だと思うだけのお金、最後に何かしなくてはいけないということを持っていること。」と答えられたそうです。
これを読んで、私も成る程と、納得したのでした。歳を取る程に、それを実感します。
まず、健康が幸せの源であることは、誰しも、異論はないでしょう。健康でないと、仕事はできないし、生活も不自由です。老後には、そこそこの蓄えがないと、十分な生活もできません。そして、何よりも、自分が、なにかしなくてはいけないと思う物がないと、生活に張り合いがありません。
私は、2年前に、ふとしたことから体調を崩し、ほとんど一年間を不安な日々を過ごしました。健康のありがたさを、身に浸みて感じました。
老後の蓄えは、多くはありませんが、夫婦二人の年金で暮らせないことはありません。しかし、年金は、大学卒業からずっと働いて来た割には、非常に少ないのです。まだ、少々働かなければ、楽しい生活は送れません。
最後に、何かをしなくてはと言う、目標は、自分なりに幾つもあります。仕事でも、まだ一人前に働かなければなりませんし、趣味も沢山あります。音楽、旅行、写真、水彩画等、意欲は失われていないつもりです。
今年も、多くを望まず、ゆっくりと前を向いて進みたいと思います。幸いに、音楽仲間も、<ムジチ>を通じて輪が広がり、色々な音楽を楽しむ事ができるようになりました。皆さま、今年も、どうかよろしくお願い申し上げます。
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